中古マンションのバリュー
中古マンションのバリュー
中古マンションのバリューは、築年数で決まると考えていませんか。中古マンションの価格が築年数に比例して下がっていくというのは思い込みです。今の時代でも、買ったときよりも高く売れるケースもあります。1980年代の不動産バブルのときには、不動産神話というものがあり、むしろ価値が上昇することのほうがあたりまえでした。それに比べると、今は築年数に応じて価格が下がることのほうが多いということです。そう、昔に比べると価値が上がる可能性が減っているというだけで、今だって価値が上がるケースもそれなりの数があります。
1つの落とし穴は、無料の不動産査定にあります。「物件の価値は年月とともに下がる」という消費者の思い込みに付け込んで、本当は価値が上昇している物件をローン残高と同じ価格で買い取る不動産会社もあるそうです。無料ほど高いものはないと言いますが、無料で手軽にできる不動産一括査定には注意です。会員登録が必要なサイトは面倒ですが、ちょっとした手間とコストをかけるだけで数百万円も得をする結果になることもあります。
リフォームして新築のように
新築マンションを購入しようか中古マンションにしようか迷っている人もいるのではないでしょうか。中古マンションは新築に比べて割安に購入することができますが、設備が古いといったデメリットがあります。そんな時にはリフォームをすることで、まるで新築のような部屋へと生まれ変わらせることができます。壁紙を新しくするだけで見違えるようになることもありますし、水回りも一新すると機能的になります。
中古マンションを購入するメリットは、立地にもあります。駅から近い物件は新築だと割高ですが、利便性が高いので需要も多く人気を集めています。多少古くても設備を新しくすることで、快適に過ごす住まいを手に入れられます。駅から近い物件は通勤にも便利ですし、万が一手放す場合にも買い手がつきやすいというメリットがあります。ただし、リフォーム費用をかけすぎると想像以上に予算が膨らんでしまうこともあるので、予算内に収まるように事前に計画を立てるようにしましょう。